
幼児クラスは、知らない場所で、知らない人とオイリュトミーをやるという点で、かなりハードルは高いです。
しかし、幼児オイリュトミーがオイリュトミーの原点で、
この時期に オイリュトミーを味わうことが
その後の成長や大きく言えば人生に大きく関わってくると考えています。
そのために理想的には、
お子さんが一人で見るのではなく、
しかも誰からも見られることなく動くこと
お子さんが自ら、何の束縛もなく動くことが大切です。
大好きなお母さんといることは、うれしいですが、
別の面からすればお母さんの思い通り、お母さんの気分に左右されます。
そして子どもたちはお母さんと駆け引きもします。
そんな気持ちからは離れ、誰の視線も感じずに、
そこの中にまだ眠っている、素の私が
オイリュトミーを楽しむのです。
ですから、
保育園や幼稚園に行く時期、ご両親から離れられる時期から
幼児のオイリュトミーは始まります。
離れられない場合は、
ご一緒に入っていただいて構いませんが、
最終的には一人でやる、ということを必ず忘れずにいてください。
ぐずったら一緒にではありません。
無理強いはしません。
そのためには、
まずその週の、そしてその日のお子さんの様子を受け止めてください。
寝不足、食欲など。
そして 何よりお母さんが、
一人でオイリュトミーをやってほしいと願ってください。
具合が悪いのなら、お休みしましょう。
調子よく来ても、入れない場合もあります。
その時は、お母さんが決断し、
ご一緒に入ることも仕方ありません。
お母さんもご一緒に動いてください。
乳児などお連れの方は、
その時間だけどなたかに頼んでいただけるといいですね。
お子さんと 1 対 1 で、動いてみましょう。
動いてみれば、オイリュトミーの楽しさは必ず伝わります。
しかし、これは忘れないでください。
お母さんとやっているときは、
ひどい言い方ですが、お子さんはお母さんの監視下にいます。
お母さんは動きながら、
この子はちゃんとやっているか喜んでいるか気になりますよね。
そんなとき、子どもは本当の意味で自由ではないので。
まとめます。
1.お子さんの体調をよく見ておく。
調子の悪いときには休む。
2.一人で出来たらいいなあと願う。
3.一緒にはいるかはいらないかは、お母さんが決める。
やるの?やらないの?出来る?、と聞かないで
お母さんが決めます。
3.一緒に動く。
無理強いはしませんが、
大人はしっかりと願い、決めます。
その判断の元は、
一人一人のお子さんがどういう状態か、ということです。
大人側の思いで引っ張るのではありません。
この試みを数回やっても無理な場合には、
お子さんにとってはまだ早いのかもしれません。
(一人一人のお子さんの成長は様々です)
出来る日が来ることを願いながら待ちましょう。
少し間を置いてから又ご参加ください