シュタイナー教育は芸術を基盤とした教育です。特に音楽的要素がふんだんに取り込まれます。「聴く」という行為を能動的に行うことで、耳が造られ、自分を取り巻く音の世界が変わっていきます。
シュタイナー学校の音楽では、低学年から小さな音に耳をすますこと、本物の音を聞くことで物の本質を捉える事などを体験していきます。そうして能動的な「聴く」ということ、本物の音から響きを聞き分けられる耳が育ちます。
それは、音だけでなく、周りの世界と能動的に関わること、大切なことを聴き分ける力につながります。音楽は人格形成の基本要素なのです。